第2章 🌿 ܸ
ダンデから告白されて1週間ほど経った頃。
「ユウリ、お疲れ様」
「え、ダンデさん!?」
研究所の出口を抜けたところに、いきなり現れたダンデとリザードンの姿にユウリは驚く。
「どうしてここに……?」
「…少し話せないかな」
ダンデにそう言われて、ユウリは首を縦に振って答えた。
リザードンは二人の後をゆっくりと歩きながら、着いてきた。
研究所を抜けたところには大きな湖があり、その脇にはアイアンチックなベンチや街頭のある穏やかな景色が広がっていて
カップルや、散歩中の家族、ポケモンと遊んでいる人たちが、ダンデを見かけて嬉しそうに声をかけてきたりもする。
それに応えるダンデの横で、ユウリは彼の「話し」を待った。