第7章 アたしの下着ドロボウしてぇン....♡
なので!
白いパンツをギュッ!と上にあげる。
あっぅ...♡食い込んっ.....!
はっ!と、我にかえる。内股になった足を元に戻す。
ちがうちがう!
と、私は忍者のような格好をした。目だけだして、鼻と口を黒い布で覆う。
「今夜盗みにいきます!(下着を)」
気が狂った訳ではない。
私は家業を継ぐだけだ。(!)
「やっとお前もこっち側の人間になる覚悟ができたか...!」
エロいお師匠さんは、エロい巻髪を揺らしながら、忍者のような服から網タイツの脚を覗かせる。
ーーーそう、実は、うちの家は、泥棒だらけ。
兄も妹も、きょうだいみんな泥棒。祖父も泥棒。
ちなみに両親は良心的に育ったらしく、どちらも法をおかしてない。
(泥棒の血が孫に引き継がれたらしい。)
なのでお師匠さんが存在する。
家業なんてつがねぇ!と、本気でグレてヤンキーになった事もあったけど.....
私、今日をもって泥棒になる事を決意致します!
ぴしっ!と、お師匠さんに敬礼して、私は空に飛び立った。