第5章 してしてチューシテッ 美美美女学園3(スリー)
そしてーーーーー
なんと、今日は美美美女学園、卒業式。
朝から胸をまさぐり合い下着を覗き合いする煩悩まみれの女生徒達。
今日で、性犯ざ...おっとやめよう、自由な校風で好き勝手やれる学校からいなくなるので、最後の追い込みなのだろうか。
「早かったなーー.....」
ザァァッ、と風が吹く。
ーーまぁ、私留年するんだけど。
なぜならおっちんちんつけないと卒業許されない書類、ハンコついちゃったからね。生きながらえるために。
はぁ...会計担当1の人の性癖ど真ん中になっちゃったな....
会計担当1、というか会計のリーダーの性癖の一つに、留年してしまった女生徒というものがある。
留年を経験したら、彼女の下にいかない生徒はいないのだ。いないのだ。で済まされない事を平気でやってのける。
ちなみに会計担当2(あのふたなり大好き狂)もぶっ飛んでるが、会計のリーダーの方が狂っている。
それよりもこの学校の副生徒会長の方が狂っている。そして、副生徒会長よりも生徒会長の方が本気でどうにかしている。
ーーまだこんな場所に居続けるのかなぁ...刑務所の方がいくらかマシなんじゃ...
ざぁぁっ、と、木の葉が私の頬をかする。
私の目は憂いを秘めていた。
ーーもうどっちにしたってミユは、
「あっ、清華ちゃ〜ん!」
この学園から卒業するのに。
「私も留年する事になっちゃったぁ〜!成績が卒業レベルに達してないってぇ〜!」
エエエエエエエエエ!???
手を振りながら走ってくるミユに、私も早歩きで駆け寄る。
「ミっ..ミユっ...そ、そんなに成績低かったかしらあなた!??」