第5章 してしてチューシテッ 美美美女学園3(スリー)
TRY6 1番、憧れのおんなのひと♡♡まだおっぱいがDカップだった頃のミユ編!
ああ....
太ももを、もじもじとさせる。
汗が、太ももの付け根から流れ落ちた。
『あ....あのぅ....っ』
私は、勇気を振り絞って彼女を振り返る。
彼女は、格好いい、長い黒髪をなびかせた。殊勝な表情で、涼やかに私を見下ろす。
『手....わっ...私の胸にぃ...あっ、当たってます......!』
その途端、バスがガタン!と、大きく揺れる。
空の吊り革がくらりと揺れた。
『おやおや』
彼女は、そうは言いつつも、数秒私の胸から手を離さずにいた。
『っ...!』
恥ずかしくなって、私は再度離してください、と伝える事ができずに赤面でうつむいた。
やっと彼女が手を離してくれた後、微笑みながら、白い手袋を着用する。
ーーキュッ、と。
『これは失礼♪ハハッ、申し訳ない。』
ーーー夢中。
ーーーほぁああ....
彼女の背中を見つめ続けてた。腰が抜けそうになる。
頭がクラクラとして、のぼせそう....。
当時の彼女は、美美美女学園生徒会、会計担当の成瀬美梨(なるせみり)さんだった。
初対面の人に恥ずかしいところを触られて、嫌悪感を覚えなかったのは、この人だけ。