第5章 してしてチューシテッ 美美美女学園3(スリー)
「ウワワッ!?」
はわわ!?
っと、私は手首を掴まれた。Gカップハチマキ少女ーー蜜柑♡
「ついてきてくださいっ♡センパァイッ♡」
蜜柑に手を掴まれたのにも関わらず、私はサッとミユの方を見る。
「っ....!」
身体が、強ばる。
「フフッ」
不敵に笑ったヤツはーーーー長めの黒髪をなびかせ、端正な顔立ちを輝かせる。
ソイツは、今日は暑い日というのに、学校指定のジャージのパーカーを羽織っている。
おっぱいのサイズはーーーなんて、考えられないほど、私は唖然としてしまった。
「生徒会ーーー会計担当2っ...!!!」
ミユのおててと一緒に繋いだソイツは、爽快に駆け出して行く。
黄色い歓声。
皆、彼女に夢中ちゅう。鼻血を止められない者もいる。
私は血の気が引き、そのまま倒れてしまった。
「存在だけで私をくらくらさせるあの方は何なの.....?」
私は保健室のベッドから、窓の外を眺めていた。頭を抱える。
ミユは、無事1位で借り物競走を終えたっぽい。
ーーーまぁ、アヤツの脚力のおかげだが。
「まぁまぁ清華さんっ!!アノ方が気になってるの!?」
ハーフの保健室の先生は、欧米おっぱいをブルンブルンッ!と振るって私に抱きつく。
「違いますよ、先生。」
と、後頭部に感じるおっぱいの弾圧で鼻血を垂らしながら、私はクールに答えた。
「そぅお?」
そうですよ、先生。
1回ヤらせてください。
ーーーーというより。
私はあいつに出会った時の事を思い出した。
『キミ....男の子になろうね..?』