第5章 してしてチューシテッ 美美美女学園3(スリー)
「さぁ!勝負デスヨッ!!」
と、柔道部の推定Cカップといったところか...な少女がドドンッ!とポーズを決める。道着姿の、艶やかな金髪ポニーテール。
私は柔道に関しては全くの初心者。
同じく初心者のミユは、柔道をやる体にする為、ヒンヒン半泣きで体を柔らかくする体操をしてる。
ーーヒュウッかわゆ〜♪
「...柔道のルールは色々聞いたから、容赦せず本気でかかって?」
あのエッロエッロ着替えを終えた部員達は、全員打って変わって部活熱中モードだった。
私も真剣な表情で挑発的に微笑んだ。
ーーーーえぇーー?柔道は普通に本気でやるんだぁ..。エロい展開0やん...
ーーーー拙者、スポーツ全般全く興味ないで候ごんすが?
私の中のさいてい悪ダヌキぽんぽん侍が出現したとたんーーCカップ金髪少女は私に向かって駆け出す。
「さぁいざ尋常にーーー勝負ですッ!!」
..始まっちゃった。
「清華先輩!1本トリマシタッ!!清華先輩の勝ちですっ!」
柔道って...
「くぅ〜悔しいデスッ!開始3秒でワタシが負けてしまうなんてッ...!」
こんな感じのものか...
「全国大会常連組のあたしが仇とりますっ!清華センパイご覚悟ッ!!」
「清華センパイの1本勝ちッ!」
えぇ〜ッ!?
柔道部員の歓声の中、私は息を吐く。
....また勝負?正直ちょっとめんどくさいな〜。
ミユは呆然と、道場の隅っこから私をクリクリ目で見つめていた。
「清華ちゃぁん...やっぱりホントすごぉい....!」