第4章 ヒーロー女子のなんでもごほ〜び〜完♡〜
あえぎ声ではない。
「ミミタ!!!」
会いたい少女ーーーミミタに、ヒーロー少女は会えたようだ。
博士風の白衣を羽織った、ツインテールで低身長の女の子が振り向く。
中腰になって、ヒーローが使う必殺技道具のメンテナンスをしていたところだった。
「...タミ」
博士風の彼女は、ジト目でメガネをくいっと持ち上げた。
「今日もね!悪を倒せたの...!とっても嬉しい!!」
ヒーロー少女、タミは、無邪気に乳を寄せて両手に拳を作った。
「ふぅん....怖くなかったのか?」
と、博士風の彼女、ミミタはすり...とおでこをタミに寄せた。
タミはちょっとビックリとして、顔を赤らめて、ニコニコと元気に笑った。
ミミタとは、幼馴染で、ともだち。
「え、えへへっ、本当は私すっごく怖かったけど、街の平和を守るためなら...!」
そしてタミはギューっとミミタを抱きしめる。小柄なミミタはヒーロースーツ着用中の彼女に覆い隠せられた。
「はぁ〜っ!ミミタは可愛い...ちっちゃくて癒されるよっ」
「...やめろ。ワタシを勝手にぬいぐるみ扱いするな」