第7章 休日(※)
夢主side
2度目の夜は、初めての時よりも優しかった。
絶え間なく全身に落とされる口付けに身体を喜ばせながら
そんな私を見て満足そうに笑う彼に、何度も締め付けが増して
『んんっ・・・ぁ、あ!』
「・・・ッは、オマエ、締めすぎ」
余裕そうな顔が歪む瞬間が愛おしかった。こんなに綺麗な男が今だけは私のモノ。私だけを感じてくれている。
好きだと思えば思うほどに余計に気持ちよくてどうにかなりそう。
彼のモノをひたすら感じて興奮してしまう。やっぱり私って痴女だったのかも。
シーツを掴んで快感を逃がそうとするけれど、春千夜の手が絡んできてそれもさせてくれない。
「逃げんなよ、・・・足りねェだろ」
『あっ、ぁ・・・あ・・・・・・きもちい』
奥を突かれる度に力が抜けてされるがまま。与えられる快感に溺れるしかなくて、そんなに状況にも興奮しているのはきっとそれが私の性癖だから。
そのまま唇を奪われて舌を絡め取られる。 苦しい。
「ん・・・・・って、キスするとすげぇ締まんの。エッロ」
『ちがっ・・・そんなつもりは・・・ぁっ』
嫉妬するくらいに巧みなテクニック、わざとなのか無意識なのか。気を抜けばすぐに絶頂まで持っていかれてしまう。
しかしそれに抗う事なんてとてもじゃないけど出来なくて、何度も何度も春千夜の腕の中で達した。
その度にキツく抱き締められながら優しく頭を撫でられる。
まるで可愛いと、言われてるかのようで。
のけぞる私の喉元にも口付けながら。
あぁ、もう好きでたまらない。
こんな悪いオトコに私は恋をしてしまった。
____結ばれることを望んではいけないけれど、今だけは