第7章 休日(※)
夢主side
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「・・・・・・様・・・様!・・・飲み過ぎですよ。大丈夫ですか?」
『んぅ・・・大丈夫・・・』
少し眠ってしまっていたのか彼女の声が聞こえる。お酒が回りすぎて身体が浮いてるみたいに気持ちがいい。このまま寝てしまいたい。
「・・・はぁ、様ったら・・・。そこまでお酒強くないのに。」
ゼ「止めてやれよ〜〜毎度こうなんだから。酒癖もタチ悪ぃし、襲われても知らねぇぞー?」
「すみません、連絡してしまって。様、もう眠たいみたいなので。」
・・・ゼン?・・・ゼンの声が聞こえる。
仕事じゃなかったっけ・・・。あー・・・まぁいいや。
2人共静かにして欲しい、気持ちがいいからこのまま寝たいの。
ゼ「・・・で、起きる気はなさそうだな?はぁ、仕方ねぇなあ
オーイ、悪ぃけどのこと家届けて来るからここで待っててー」
・・・誰かに声を掛けてるのが聞こえる。
今が現実なのか夢なのか区別もつかないし顔を上げる気力もない。
まぁ、別に私にはカンケーないし・・・。
完全に夢の中へと堕ちる直前、微かに愛しい声が聞こえた。
「・・・まーた潰れてんの。
隙だらけだなァ、チャン?」