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甘い罠

第3章 パーティー




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「いやぁ、我々の企業がここまで有名になったのも嬉しい限りでなぁ」



ヘラヘラと話す男こそ今回のターゲットの社長。自身への接待パーティーに気分も良くしておりご機嫌の様子だ。



そんな男にフラフラと近寄る一人の女。






「・・・・・・きゃっ。・・・すみません!ぶつかってしまって。お酒が回ってしまったみたいで。大丈夫でしたか?」





ぶつかって来たのは驚く程とても綺麗な女だった。顔を火照らせて足取りもフラついており、一見酔っている。




「 あ、あぁ・・・いや、君こそ大丈夫かな?すまないね 」




『とんでもございません!今回父上に連れられて初めて参加したもので慣れていなくて。・・・1人だととても緊張してしまうんです 』



そういって優しく微笑む美しい女に、ターゲットは既に惚れ惚れとしていた。きっと自身が招いたどこかの社長の令嬢だろう、とを怪しむ様子もない。










『・・・・・・あの、今ので素敵なスーツを汚してしまってないかとても心配で・・・もしよかったらご一緒にいかがですか?












・・・・・・・・・私の部屋でよければ』










耳元に近づき囁くように誘う女、男はまんまと罠にかかる。

警戒心が強いとまで言われていても彼女を相手にすれば理性など保つ事は困難なのである。







隅々まで計算された美貌、多少強引な誘いだろうと怪しむ暇もなく乗っかってしまう。














___どんな男だろうと思うがまま










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