第6章 幸せと歯車
ロー side
最近、花子の様子がおかしい。微妙に避けられている様な感じがして部屋に連れ込み問いただしたが、何もないと作った様な笑顔を見せるだけ。
「んやぁっ!ろーくん、もぅっ…!」
「だったら早く言えっ…!」
言うまでイジメ抜いてやろうと思ったが中々口を割らねぇ花子に俺の方が限界を向かえ、ぐずぐずに解きほぐしたナカを一気に貫いた、
「あっ、あンっ!んやぁっ!」
「すっかり俺の形になったなぁ。」
花子のナカは相変わらず狭いがしっかりと受け入れ絡み付いてくる。俺のモノが入っているであろう下っ腹を撫でると、それだけでも感じるのかビクッと身体を震わせ締め付けてくる。
(少し痩せたか?)
元々痩せてはいるが少し肋が浮き出ている。薄い腹に目を向ければそこは俺のモノが入っている事が分かる様に、ぽっこりと膨れていた。
「ろぉくんっ…ろぉくんっ!」
甘える様に腕を伸ばす花子を抱き締めれば、譫言の様に何度も好きだと啼く。
「もっ、だめっ…!」
「っ…くっ!」
ビクリと身体を震わせキツく俺のモノを締め付け果てた花子に、俺も限界を向かえ最奥を一気に貫き欲を吐き出した。
ーーーーーー
花子 side
「お前、本当にどうしたんだ?」
抱き締め頭を撫でてくれるロー君は私の顔を覗き込む。心配そうな顔をする彼にきゅっと胸が締め付けられる。
「本当に何にも無いよ~。」
「…。」
「…もうすぐ生理だからかも。」
「まだ予定日は先だろ。」
「何で知ってんの?!」
当然だと言う様な顔をするロー君に少し恐怖を覚え、話を逸らす様に逞しい胸に頬を寄せた。
「…ねぇ、ロー君。」
もし打ち明けたら貴方は何て言うかな?私だけだよって優しく抱き締めてくれる?それとも…。
「私の事…好き?」
他に好きな人が出来たって…私を突き放す?
「今更どうした?」
「聞いてみただけ~。」
きっと言わないんだろうなぁと思い胸に擦り寄れば、突然上を向かされ唇を塞がれた。
「これで分かったか?」
「…うん。」
ズルい…本当にロー君はズルい。
「ロー君、イケメン…好き…。」
「そら、ありがとよ。」
貴方が他の人を好きになったとしても…この幸せを手放したくないの…。