• テキストサイズ

貞操観念低めな子が色んな感情をぶつけられる

第36章 新たな仲間、ポジション変更?


ポーラータング号で作戦会議を行っている赤鞘の侍達。鬼ヶ島に詳しい傳次郎がある鳥居のマークを指差し口を開いた。

「この鳥居…ここが鬼ヶ島討ち入りの最初の難関となる。」

鬼ヶ島の入口とも言える鳥居。見張りがいるのは勿論、そこには大砲などの大量の武器が設置されている。言わば小さな要塞の様なもの。しかも、今日は火祭りの日。大勢の兵士が集まり宴に興じている。その兵士達に討ち入りの計画を伝えられていたら格好の餌食となるだろう。

「兎に角!この事を急ぎ皆に伝えねば!幸い鳥居の門番はまだこちらに気付いていない様子。」

「あの…。」

安心した様に笑顔を見せる錦えもんに菊の丞が言いづらそうに口を開いた。何でも船が1艘鳥居に向かうのが見えたと。そんな馬鹿な事をする者がいるのかと皆が目を丸くした瞬間、鳥居の方から大きな爆発音が聞こえた。

「…おい、麦わら達の船がねぇぞ。」

「え…。」

「ええーっ?!ルフィ殿ぉーっ?!」

ローの見つめる先には黒煙が立ち込める鳥居。まさか既に敵に襲われたのではないかと慌てふためく錦えもん。早く船を着けてくれとローを急かす雷ぞうをよそに、自分が泳いだ方が早いと海に飛び込もうとする河松を菊の丞が必死で止める。

「「ロー殿!早く船をっ!」」

「てめぇ等、邪魔だっ!?」

むさい男に詰め寄られ鬱陶しそうに顔を歪めたローの怒号が辺りに響いた。

ーーーーーー
花子 side


「ゴムゴムのぉ…!」

あ〜あ…絶対ロー君怒ってるよ…。お酒とお肉の匂いがするとルフィ君達は全速力で船を鳥居に進めた。詳しくは分からないけど確かぺー君がこの鳥居は見張りの役目をしていると言っていたような…?

「"レッドホーク"っ!!」

ルフィ君の渾身の一撃により鳥居の門番は全滅。私、チョッパーさん、ナミちゃん、ウソップ君はサニー号に避難しているけど鳥居は火の海に包まれていた。

「ねえ…こんな派手に動いて大丈夫?」

こんなに騒ぎを起こしたら計画知らなくてもカイドウにバレるんじゃないの?そんな私の心配をよそに敵がいない事を確認したウソップ君達は意気揚々と皆の前に出て行った。


(よぉしっ!お前等、上出来だっ!)

(まずまずね!)

(ぼちぼちだなっ!)

(ちったぁ手伝え!てめぇ等ぁ!)

/ 503ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp