第5章 そばにいれたら
花子 side
「ふっ、やぁっ…!ろぉ…くっ…ンっ」
「はぁ…っ!」
唇を離し悩ましげな息を漏らすロー君のなんと色っぽい事か…。部屋に来るかと言われ私は頷くしか無かった。だって…あんな切なげな表情されたら拒否出来る訳無いじゃない!
「アッ…!だめっ、あとっ…!」
「うるせぇ。」
あれよあれよとベットに押し倒され、あっという間に服も剥ぎ取られてしまった。下着だけとなりロー君が顔を埋めている首筋からチクリと痛みを感じた。
「ンッ、アッ…」
「…前も思ったが、お前意外とあるよな。」
「んっ…そう…?」
「あぁ。それに…手触りも。掌に吸い付く様で癖になる。」
後ろに手を回すロー君に少し背中を持ち上げた。ホックを外し腕から下着を抜くとそっとベットの下に落とす。流れる様な動作に手慣れてるなぁ、なんて思っていると胸を揉んでいたロー君がムッと私を見つめた。
「…考え事とは余裕だな。」
「え?」
言えとでも言いたげなロー君は何処か拗ねた様に見える。そんな顔が可愛くて私は思わずくすりと笑ってしまった。
「手慣れてるなぁと思って。」
「…お前も随分と気が回るじゃねぇか。」
「これでもロー君より4つ年上なので。」
からかう様に言えばロー君はムッとした顔を更に顰め、既に主張し立ち上がっている胸の中心をきゅっと摘み上げた。
「ンあっ…」
「じゃあ、色々教えてくれよ…おネエさん?」
「っ!」
ニヤリと笑い胸の突起をペロリと舐め上げるロー君は凄くいやらしくて…。それだけで私のお腹はキュンと反応してしまう。
「ふぅ…ンっ…」
「ほら、どうして欲しい?」
「んンッ!っ分かってる…癖にぃっ…!」
「さぁな。俺は年下なんでよく分からねぇ。」
くるくると突起の回りを指で円を描くロー君。もどかしさにロー君を見つめれば先程の事を根に持ってるのか、素知らぬ顔で惚けるから本当に性格悪い。
「ここぉ…吸って…?」
「…それだけで良いのか?」
胸を中央に寄せ突き出す様に強請ればロー君はパクリと突起を口に含みちゅっと吸う。それも気持ちいけど…もっと…。
「舌で弄って…指で摘まんで…気持ち良くして…?」
貴方の手で…溺れたい…。