第32章 デジャブ?
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(やべぇやべぇやべぇやべぇっ?!)
少しいつもの調子に戻った花子の隣で髪を洗いながら頭を抱える。チラリと横目で花子盗み見、その柔らかそうな肌に身体が熱を持つ。
(落ち着けっ!俺っ!)
これじゃあ、あいつ等と一緒じゃねぇかっ!?煩悩を断ち切る様に勢いよく湯を頭から被った。
「いっ…!」
「?!どうしたっ!?」
微かに聞こえた花子の声。慌てて顔を向けると何かに耐えるように少し顔を歪めていた。
「少しっ…滲みて…。」
「噛まれた所か?」
花子の身体には無数の歯形が刻まれ所々紫に変色してやがる。花子の顔を覗き込もうとしたらフイッと逸らされてしまった。
「違くて…。」
「ん?」
モジモジと膝を擦り合わせ顔を俯かせる花子に、俺はハッとし身体を浴槽の縁に座らせ大きく花子の足を左右に開いた。
「ちょっ、ぺー君っ!?」
「っ!?」
目の前に曝け出された秘部を優しく親指で開く。ぷるぷると震えるそこは赤く可哀想なくらい腫れ上っていた。
「お前っ、これっ!?」
あいつ等っ!ここまでやりやがってっ!怒りでギリッと歯を食い縛る俺の頭に手を置いた花子は力無く微笑んだ。
「ペー君がそんな顔しないで?」
「っ!」
何で…何でお前がそんな顔するんだよっ…!お前が1番辛い筈なのに…お前が1番、痛かった筈なのに…!
「…消毒してやる。」
ーーーーーー
「アッ、んやっアぁっ!」
風呂場って事もあってか花子の声がよく響く。赤く腫れ上ったそこを慰める様に優しく丁寧に舌を這わせる。
「やぁっ!ぺーっくぅんっ…ンッ!」
石鹸に混じって香る女の匂いに頭がおかしくなりそうだ。可愛く顔を出す秘豆をぢゅっと強く吸い上げれば花子は腰を大きく波打たせた。
(挿てぇな…。)
今すぐにでも高ぶった自身でナカを貫きたい。だが、頭に過るのはあいつ等によってグチャグチャにされた花子の姿と泣き顔…。
「っ!」
「ペー君…?」
駄目だっ!それだとあの糞野郎共と同じになっちまう!もう泣かせないと…大切にすると誓ったんだ。自分の欲を抑え込む様に俺はキツく花子の身体を抱き締めた。