第15章 仲間
ゾロ side
「あぁっ…!ゾロくっ、やめっ!」
「黙れっ…!」
岩に手を付きケツを突き出す花子の腰を掴み力任せに犯した。
ー俺は…花子ちゃんが好きだ。ー
(うるせぇっ…。)
ー悪戯に彼女を傷付けたら俺はてめぇを許さねぇ。ー
(うるせぇよっ!)
別にこいつが誰とどうこうなろうが俺には関係ねぇ。知った様な口を利くあの野郎の態度が勘に触っただけだ。
「ンアッ!やぁあっ、だめっ!」
(俺の知ったこっちゃねぇ…。)
ぐちゃぐちゃと聞こえる水音、俺のモノに絡み付き震える身体。善がり縋る様な声。
(あの野郎にもっ…この姿を見せたのか?)
「あぁっンッ!ぞろくっ…ぞろくんっ」
その声で名前を呼び、この身体であいつを受け入れたのか?
「…っふざけんなよっ!」
「っ!ひやぁあぁぁっ!?」
奥に叩き付ける様に腰を振りながら硬くなった秘豆を摘まみ上げると、ぐっとナカがキツく締まりビクビクと背中を反らせ花子は果てた。
「ぐっ…!」
搾り取る様に絡み付くナカに俺も遣り場の無い苛立ちと共に欲を吐き出した。
「アッ…」
「ふぅっ…。」
痙攣するナカからズルリと自身を抜けば俺が吐き出した欲が溢れ出す。それは花子の太腿を伝い、こいつを汚したのは俺なんだと言う征服欲に満たされていると、パンッと乾いた音と共に頬に痛みが走った。
「っ…最っ低!」
「…っ。」
涙を流し俺を睨み付ける花子にハッと現実に引き戻された。
「…何で…こんな事したのよっ!」
「…。」
「私がっ気に入らないなら…そう言えばいいでしょ!こんなっ…こんな事しなくてもっ!」
俺は…何がしたかったんだ?苛立ちに任せてこいつを泣かせて…俺は…。
(俺は…嫉妬していたのか…。)
クソコックに顔を赤くするこいつを見た時、こいつを盗られるんじゃねぇかって焦った。
(餓鬼かよ…。)
こいつの笑顔も、声も、身体も…髪の1本ですら誰にも触れさせたくねぇ。
(それでこんな様か…。)
くだらねぇ独占欲に駆られこいつを泣かせちまったら世話ねぇな。
(うぅ~…ばかぁっ~!)
(…悪ぃ。)
(ゾロ君のアホ!スケベ!強姦野郎っ!)
(…。)返す言葉もねぇ…