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魔法の手【ONE PIECE】

第4章 生まれて初めて一目惚れというやつをした



「「「す〝い〝ま〝せ〝ん〝て〝し〝た〝ーーーー!」」」


朝日を背に膝をつき地面にのめり込みそうなほど頭を下げる3人。

朝まで続いた異様ともいえる光景をずっと見ていたコノハは、肩を震わせながらやっと口を開く


「ふふっ、面白かったー!ベポくんの肉球がペンギンさんの鼻に付くんだもん!いつもなら眠くなる時間帯なのに、興奮しすぎて全然眠くなかったよー!」

ロー含めたその場にいた全員は、コノハが悪魔のように見えた


「…ふっ。面白すぎて涙出てきちゃった。…でもローさん、もうやめてあげよう?可哀想だよ?」

天使のような言葉を口にする悪魔にほっと胸を撫で下ろす3人


「チッ…。まあいい。話を聞いてやろう。」



ローに言われた通り酒場に急いで向かった3人。
彼の予想通り、村人たちは反撃しようと怒りをその人物に向けていた。

なんとかその場を収め、ローに渡された心臓を見せると先ほどまでの威勢が嘘のように観念したのか静かになる男。

島中にいる男の仲間をなんとか集め、体を拘束する。

持っていた心臓を握りなんの毒を盛ったのか聞くも、苦しむだけでなかなか口を割らない男。
そんなやり取りを見て、1人の老夫が口を開いた。


「はいはい、あなた達の船長ならきっと大丈夫です。彼にはあの子がついている。2人には時間が必要です。信じてここで待っていなさい。あの子ならきっと彼を救える…。」


さっき自分たちの船長と何か真剣な話をしていたその老人は、テーブルにつくと静まり返った空間をツマミにするように酒を飲む。


「待っているだけでは、時間が勿体ない。みんなで飲んで騒いで待っているとしましょう。ホホホ…。」

あんたが言うなら…と村の人々は席につき、何事もなかったかのように空いたグラスに酒を注ぐ。


「…確かにキャプテンも、コノハなら解毒できるって言っていた。普段人に頼らないキャプテンが、ボクたちの目の前でコノハに頼ったんだ。おじいさんの言う通り、今は信じて待っていよう。」


ベポの言葉にペンギンも席につくと酒を口にする。
いや、飲まないで待っていればいいだろうとツッコミそうになったが、どうせ怒られるならと席につくシャチだった。



「……っというワケっス。」


不機嫌な顔で話を聞いていたローは、舌打ちをすると踵を返し酒場に入って行った
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