第8章 よそ見ばっかしてんじゃねェ
ローは一度体を起こすと無我夢中で腰を打ち付けた。
もしかしたらコノハを抱けるのはこれが最後になるかもしれない。
だったらこのまま壊してしまおうと、ローの問いに否定も肯定もしないコノハの両手首を掴み、後ろに引くとそのまま腰の動きを早める。
「あぁッ!やっ…、まって!おかしく、なるッ!」
小さな体を後ろから突き上げるとその度に首を振るコノハ。
犯しているという現実に、ローの歪んだ愛が顔を覗かせる。
「ック…、そのまま壊れちまえッ…!」
ローのモノが何度も奥を突き、その度にバランスを崩しそうになるもローの手によってそれは阻止される。
「もッ、ゃだ…ぁッ!」
懇願されても止めることなど出来ない。
細い手首を更に強く握ると、より深く腰を打ち付けコノハの中を抉っていくロー。
「はッ、ああッ!だ、めッ…!」
中がうねり、体がブルリと震えたらコノハがもうすぐ絶頂を迎える合図。
掴んでいた手首を離しベッドに突かせると、顎を掴みキスを落とす。
「んぅッ、はッ、ぁあっ、ろ、おッ…!イっ、ちゃ…ッ!」
焦点の定まらない目で見つめられ、更に興奮を覚えたローは腰の動きを早める。
舌を何度も絡ませ吸い上げると、切なそうに眉尻を下げるコノハ。
「ふぁッ、ろッ、もぅ…ッ、イッ…!」
絶頂を迎えたコノハの嬌声は、ローの口内へと吸い込まれていく。
ビクンビクンと波打つ中から己のモノをずるりと抜き出すとコノハの声が小さく漏れる。
「んっ…。」
そのままローはベッドに座り、コノハの体を起こすと自分の上に乗せる。
「ぁっ、まって、まだ….。」
肩を上下させるコノハは慣れない体勢にローの肩にしがみつく。
「待たねェ。もう限界だ。」
そう言うとローは細い腰を一度高く上げると、己のモノを充てがい一気に突き上げる。
「ふぁあッ!お、ねがいッ…!ま…ッ!」
コノハの言葉などに耳を貸さないローは、そのまま下から中を抉っていく。
部屋にはコノハの嬌声と肌がぶつかり合う音だけが響き渡っている。