第3章 犯した過ち
「淫乱。兄弟の俺に犯されて感じてんのクソみっともねえな。恥ずかしくねえのかよ」
「ごめんなさい、ごめんなさ、っ!!!〜〜〜〜」
「ほんと、馬鹿みてえ」
とか言って。実際興奮してる自分がいる。悟られたくないから、俺はこいつに嫌われなきゃいけない。好きって言葉が喉元までせりあがってくる。それを必死に飲み込んで、誤魔化す。
イク感覚がどんどん狭くなって、すぐに痙攣を起こす。その度に脱力して、奥を突いて少しずつ自我を剥がしていく。
「もうイキたくない……………、!死んじゃうぁ!そこだめなの、おかしくなりゅ」
「ああ。やっぱここ好き?」
「好きじゃな、あぁ〜〜〜♡はっ、うぁ」
「図星じゃん」
弱い所を的確に攻めてやると分かりやすく反応する。これがやめられねえんだよな。こいつはそんなこと知らないんだろうけど。
「も、許してくださ、ぁ」
「お前がいけないんだよ。男についてって抱かれて。あんだけ言ったのに、俺のもんだって!!!」
「も、しない!!しません、っ、あ、は、♡」
「お前もう学校以外の外出禁止な。約束できる?」
逃げるならこの手で鍵をかけなきゃ。雁字搦めの鎖で縛って動けなくしてやる。そうすればきっとこいつは、これ以上穢されない。俺だけが全部、全部独り占めできる。
「約束できる、!だからもう、ぅ、止まって!」
わんわん泣き喚く。まだ足りない。早織の一番奥に種付けしたい。そんなこと許されることじゃないのに。怒りだって、まだ収まらない。
「勝手に意識飛ばすんじゃねえよ。まだ終わってねえから」