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琥珀王子と瑠璃色灰かぶり姫

第4章 恋人 - 定義と認識 1*



入り口の襞が今までになく限界まで引き伸ばされ、一緒に溢れ出た愛液が透子の腿を濡らした。
窄まろうとする膣壁が再びこじ開けられて緩やかな侵入を受け入れる。

「あ…うぅっん…! っう…っあっ!」

静の腰がゆっくりと動き出す。

ベッドが規則的に揺れ始めた。

視界に壁に掛けられた大きなアナログ時計が目に入る。
秒針が二つ動く間に抜かれ、三つかけて突き進む。
先端のくびれが、抜き差しのたびに淫猥過ぎるマッサージに似た摩擦を繰り返す。

「さて………キミの恋人の味はどうかね?」

動きに合わせ息を吐くように喘ぐ透子に休息はなかった。

「ンぁあっ…んっあっッ……っはっぅ」

ただある箇所に妙な感触を感じ、そこからじんじんと痺れが広がり腰が浮きそうになる。

押し込まれる水音の間隔が狭まり、目の前が滲んでぼやける。
両脚を曲げた膝下の足先が忙しなく空を泳いでいた。

「あっ! ああっもう、私っ…もう…っ!」

「はアッ、コッチも保ち…そうに、ない」

静が荒く息をし、腟内の塊がぐうっと膨らむ。


「っ────!!」

背中を反らした瞬間。
静が彼女の腰をベッドに押し付ける。

ビクッビクッ、と何度か昂りが身を震わせ、腟内部で激しく収縮しているのが分かった。

「は……あっ…あ…っ……」

はくはく口を開け、呼吸の仕方を忘れた透子の肩に、間もなく静が軽く額を乗せた。



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