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琥珀王子と瑠璃色灰かぶり姫

第4章 恋人 - 定義と認識 1*



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あっという間に週末までの日々が過ぎていった。

穏やかそうな外見のわりに、西条は結構なスパルタだった。
OJTのマニュアルは辞書並みに分厚く、入社まで全て目を通しておいてね。 と明るく言われた。

それでも提示された給与は自分にとっては破格のもので、前職の数倍を超えていた。

「中途とはいえ未経験なら部署の最低額からだけど、構わないかな? 身贔屓する訳にはいかないから」

これなら業務をこなせる見通しがつけば、まもなく一人暮らしも出来るだろうと思った。




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