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琥珀王子と瑠璃色灰かぶり姫

第18章 死がふたりを分かつとも




「すると人質……静さんの解放は…その前に、彼の今の容態は分かりますか」

目を伏せたままの透子が美和の返事を待つ。

「ソレが不思議と安定して……いえ、安全という意味ではなく、まるで脳死」

「………」

「美和さん」という注意を促す佐々木の声に美和が慌てて謝った。

「す、スミマセン。 ただ、静様は要人のハズですから、これ以上の危害はおそらく無いかと思うのデス」

透子は何の返事もせずに無言で仕事を進めた。




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