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琥珀王子と瑠璃色灰かぶり姫

第17章 I love you と言わない*





「………浸ってる場合じゃない、か」

改めて時計を見た。

京吾とのランチを楽しみに、書類の山を見て奮起し、透子は気持ちを切り替えようと起き上がった。


実は年始早々嬉しいニュースがあったのだ。
New Year を祝うメッセージと共にアメリカのエマからだった。
来月早々に京吾がエマと息子を訪ねるらしいと。

髪と服装を整えたあと、想像すると思わず顔がゆるみそうになるのを堪えながら、透子は早足で一階のホールに向かった。




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