第16章 大人の遊戯*
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陽が落ちるまでにはまた元の場所へと戻り、帰りの車中。
透子は気だるいながらも落ち着かない気分でいた。
『ショーツやタイツは脱いでいなさい。 こんなでは逆に風邪をひくから』
最もらしいことを静に言われ素直にそうした透子だったが、よくよく考えるとこれはただのノーパンミニスカート状態だ。
信号などで停車するたびに静が舐めるように太腿を見詰めてくる。
「ふう……悩ましいな。 早くロッジに着かないものか。 その柔らかな腿の間に存分に顔を埋めたいものだ」
「さ、さっきしたばかり」顔を真っ赤に染めて言いかける透子をスルーし、静は時おり桃色の息をつきつついそいそと帰路を走った。