第16章 大人の遊戯*
「フ……濡れそぼった小陰唇がヒクヒクしている。 これはキミが欲しがっているしるしだ」
いつものように表面を慣らす合図はなかった。
すぐに静が硬く勃ちきった昂りを中へと入れてきた。
「待っ…い今、は…あっあああああ………っ」
反動で前のめりになりそうな透子の腰を支えた静が全てを押し込む。
痛みはない。 その代わりに最初から溶けそうだ。 透子の膝がガクガク震えた。
「さっきからはち切れそうだった。 は…いい具合だ。 ん、もう中が蕩けてるじゃないか。 いつの間にイッた? 俺以外のモノで?」
ずっと大きくて熱い。
その存在を待ちわびていたかのように自分の中がキュンキュン収縮しているのが分かる。
それを察しているのか。 ぱちゅんっぱちゅんと音を立て、序盤から激しく肌をぶつけてくる。
「ひっ、あっ……あっあああっ! ご、ごめ、んな…ッ! あっあ…激しっ! …壊れ…るっ! はあ…あっ」
片腕を透子の腹の下に入れ、ほぼほぼ空に浮いている体に休みなく抽挿を繰り返す。
涙をこぼし啼き声をあげている最中にまたもや透子が達した。
「そう言いながら……随分と吸い付く。 蜜壷とはよくいったもの。 ちょうどあの滝のように…キミのここには何もかも持っていかれそうになる……さて」
蜜口から溢れた愛液がつつ…と腿の内側に垂れた。
透子の体の力が抜けていき、徐々に徐々に静が速度をゆるめていった。
「……あっ…あ…」