第16章 大人の遊戯*
「キミのお気に入りなのだと今朝の荷物の中に入っていたのだ。 さすがにまだ収まらないな。 まあ、徐々に入っていくだろう。 でないとかわいいお尻が丸出しだぞ?」
のんびりとした静の笑い声が背後からきこえ、ソフィーが二人を乗せたまま歩き始める。
「な、んでっそんな物を…わざわざ……持って、来て」
そして周到にポケットの中にでも入れていたのだろうか。
「………全ては愛のため。 分かるな」
背後で切なげに呟く静だった。
悪いが全く分からない。
「う、あっ。 ま、待って」
またもや桜木さん………!! 美和といい、あの二人は一体何を考えて。
こんなものをエロ大王に与えたら嬉々として使うに決まっているのに。
透子が唇を噛みながら心の中で呪いの言葉を吐いた。
「……っあうッ」
馬はゆっくり進んではいるものの、その振動のせいでゴリゴリした先端が浅く出入りを繰り返していた。
そもそもここは外だ。
恥しさと重苦しい痛みのせいで、透子が火照った顔を歪めた。
透子の耳元で静が小さく話しかけてくる。
「あまり声をあげるとソフィーが驚く。 しかし………キミが俺に隠し事をするなど実に嘆かわしい。 ちゃんと話すまでそのままだ」
「そ、そんなっ…あ、ああっは、入っちゃう…っ」
静が鐙を使っているせいで支えがない。