• テキストサイズ

琥珀王子と瑠璃色灰かぶり姫

第16章 大人の遊戯*



****

「──────子」


「透子、どうした?」

「えっ、何がですか」

サラダをつかんでいる箸の手を止め、ぼんやりと考え事をしていた透子に静が声をかけてきた。

「疲れたのか? あまり食事も進んでないようだし。 それなら」

「えっ、いえ全然全く。 次はどこへ?」

取り繕ったようにパクパク食べ始める透子に不審そうな表情を返し、静は眼下ののどかな農園の風景に目をやった。

「ン…そうだな。 せっかくだから」





/ 457ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp