依々恋々-イイレンレン-@Shanks in 現代社長
第17章 臨機応変に柔軟に03 ❦
幾度か名前だけで呼ばせると、満たされる胸と奮い立つソコが熱い。
何度も名前を呼び合う内にピタリと隙間なく抱き合うと、互いの体温が酷く高いことに気づく。くっついている胸から感じる早い鼓動が自分のものか🌸のものか、はたまた二人のものなのかもわからない。
ギュウギュウと抱きしめていると、ん、と少し苦しそうな声が聞こえて、🌸が身動ぐ。
ゆっくりと体を起こして開放してやると、捲れ上がったまま弛んだシャツの中から、下着の肩紐が見えている。🌸の細い腰を膝でギュッと挟み、シャツを胸元まで捲り上げた。
「あ、脱いだほうが、いい?」
ボタンのないシャツを摘んで、これ、と言う🌸。
抱き上げて上体を起こさせると、ばんざーい、と言ってシャツを掴む。こどもじゃない、と笑った🌸に下のタンクトップも一緒に捲って、襟から首を抜いたところを狙って鎖骨に噛みつく。
「っそこっ!いや、だっ、たら」
いやいや、と子どもみたいに首を振る🌸の耳に手を伸ばして擽ってやると、やっぱり身体が跳ねる。
日に焼けていない白い肌に、真っ赤な下着が映える。
ホックが外れて弛んでいる下着をめくりあげると真っ白な乳房の先の飾りが色付いていて、さっきから狭い下着の中で窮屈に膨張しているソレが大きく脈打った。掌で膨らみの柔らかさを楽しみながら、時折指で先端を擦ってやると艶めかしい吐息が漏れる。
ねぇ、とワイシャツの裾をくい、と引かれる。
「どうした?」「シャツ、脱いで」
私だけ、と俯く🌸の手を取り、シャツのボタンに誘導する。
「脱がせてやったろ。今度は🌸の番だ」
コク、と頷いてボタンが外される。裾を引き出してすべて外すと引っ込みかけた手を掴み、ここも、とベルトに触れさせる。ゴク、と🌸の喉が鳴ったのを聞いて、ほら、と促す。
シングルピンのバックルからベルトを引き出し、ツータックのフロントホックを外す。そこまでして手を離すと、シャツのカフスを外されて、スル、とシャツが肩を滑った。
🌸のシャツとタンクトップとブラ、脱がせた自分のワイシャツとスラックスをベッドの下に落として、交差させて両肩を抱くように胸を隠している腕を掴んだ。