依々恋々-イイレンレン-@Shanks in 現代社長
第17章 臨機応変に柔軟に03 ❦
くちゅくちゅと唾液が混ざる音だけが耳に届く。
重ねる角度を変えると、湿った熱い吐息が唇にかかる。
一番長く続いたキスで、🌸の息はだいぶ上がっていて、大きく胸を上下させている。
頑張った、と抱き寄せて肩に凭れさせると、擦り寄ってくる。
「苦しかったか?」「ん、ううん」
ゆるゆると頭を振って、艶めかしく潤んだ瞳が笑う。
「っわぁあ」
頭を抱えこんで一緒にベッドへ横に倒れ込むと、びっくりした、とまんまるの目で見上げられる。
「🌸はビビりだな」あっはっは、と笑って細い腰に太腿を乗せ、脚で体を引き寄せる。
「いきなり体勢変えられたら驚きます、よ」
驚いたせいか、敬語に戻った🌸の前髪をかき上げ、額に音を立ててキスをする。
「敬語無しな。気ぃ楽にしろよ」
リラックス、と髪を撫でた手で頬、輪郭、首、肩と撫でる。力の入っている体を仰向けに横たえて跨ぐと、右手を投げ出されていた左手に重ねる。
「怖くなったりしたら言うんだぞ」
ゆっくりしてやるから、と首筋に口元を埋めながらのしかかる。
弱いと知った首の柔らかいところを集中して攻める。
「ぁっぁっ」
ちゅっちゅっと唇で挟んでは舌で舐めて、歯で咥えて軽く刺激する。ビクビクと過敏に反応する🌸の頬を手の甲で撫でて、先程と同じように頬、輪郭と滑らせて熱の籠もる乳房に指先を埋めた。ふにふにと特有の柔らかい感触を楽しむ。
「ん、あ」フルリ、と睫毛を揺らして声を漏らした🌸に気を良くして、色づいて立ち上がっている部分を指で弾く。
「っんぁぁあああ」
弓なりに背中を反らせる🌸。
指で挟んで擦り込んでやると、おもしろいくらいに体をビクつかせて弓なりに反らす。
「やっぁっあっや、やめ、やめて!それっやぁ」
「んー?嫌って割にはイイ声出すな」
まぁ嫌なら、と手を離して、目を潤ませて肩で息をしている🌸を見下ろす。
「ゆっくり、するって...いったぁ」
そういえばそう言った、と自分の発言を思い出して、悪かった、と🌸の腰に腕を巻き付けてくっつく。
「んじゃ、ゆっくりな」
お願いします、と言う🌸に髪を撫でられながら、んあ、と大きく開けた口で目の前の果実に食いついた。