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依々恋々-イイレンレン-@Shanks in 現代社長

第32章 終わった恋のこと❦


動く度に、お湯が波立って浴槽からバシャバシャと溢れる。
🌸のあられもない声が、浴室独特の反響で耳に届くので高揚する。

「🌸っ!っイク!も、出ちまうっ」
「んっあっ、はっ、ナカ、だめっ」
イヤイヤ、と首を振る🌸の顔を掴み上げて無理やり目を合わせる。
「ど、こに出されてぇ?」
早くっ!と急かしながら激しく突き立てる。
お互いに、ハッハッ、と短く吐く息が湿っている。

「🌸っ」「っくッくちっ!口にっ」
あ、と小さく開かれた口に親指を突っ込んで歯の間に咬ませる。
「んっんっ、イッ、くあっ出るっ!」
ザバァッと湯船から立ち上がると、たくさんのお湯が溢れた。少量のお湯の中にぺたりと座り込んでいる🌸の目の前に突き出すと、半開きの唇にピトリと亀頭を押し当てる。

ハーッハーッと長く浅い息が続き、乾いた喉で口内の少ない唾液を無理矢理飲み込むと、貼り付くような感覚に噎せこんだ。
「っっ!」
声にならない喉の引き攣りにバッと見下ろす。
柔くなっていくソレを舌で支えながら刺激を与えてくる🌸の汗ばんだ額に手をあてて押し返す。

「ハァッ、飲むなよ」
シャワーを出して、顔を洗い場の方に誘導する。
「ほら、こっちに全部吐け」
ゲホッと咳き込んで吐き出された白濁を排水口に流し、ゴホッゴホッと繰り返す背中を撫でる。シャワーで口を漱がせて、慣れねぇことするからだ、と苦言を呈する。
「だって、他に思い浮かばなかった」
口の端から垂れた一筋を拭って、うー、と唸っている。
「どこにって聞いたのはそっちじゃない」
「口に、なんて言うと思わないだろ」
ギュッと目を閉じて咥えている姿に興奮したのは仕方ない。

「腹なり胸なりでよかっただろ」
よりにもよって口なんて言いあがって、とバスタブの栓を抜いて少量のお湯を流し切ると、ザァとシャワーで湯船を洗い流して再び栓をする。
「誰に教えられた?あんなエロい顔」
「なっ、教えられてなんかないっ!それに、エッチな顔してたのはシャンクスの方」
はいはい悪かったよ、と口先で謝ったら頬を摘まれたので摘み返した。両頬を摘んできたので同じように摘み返す。
しばらく無言で睨み合った後、ンフッと吹き出した🌸と同時にシャンクスもプッと吹き出して、お湯が溜まり切るまで笑いあった。
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