依々恋々-イイレンレン-@Shanks in 現代社長
第26章 言葉でなくても❦
抜き差しする指がふやけてきている。
引き抜こうとすると肉壁がしっかりと絡みつき、奥へと差し進めると、絡みが弛緩して奥へ奥へと誘ってくる。
たっぷりと分泌されて足に垂れている愛液。もう2回は吹き上げていて、ベッドの上に脱いで広げたワイシャツがぐちゃぐちゃになっている。
前に手をついて腰を反らしている🌸の表情がわからない。その口からは、吐息に近い嬌声があがっている。
腕を掴んで引き寄せると、力無く凭れてきた。
焦点の合っていない蕩けた瞳。紅潮している頬。半開きで溜息のような吐息が漏れる唇が少し乾いている。
頬に軽いキスをして、ちょっと待ってろ、と頭を撫でて玄関に置きっぱなしだった荷物を持ってくる。一番上の箱の包装を解いて一つ取り出すと、ぽやんとした顔で空を見つめている🌸を寝かせて脚の間に膝立ちになる。
腕で自重を支えて頬にキスをしたら、くすぐったそうに笑った。柔い頬を食んで、指で耳を擽ると身を捩る。
§
蕩けきっている蜜元にヒタリと当てると、🌸の体が強張る。額、こめかみ、瞼と順にキスして白い足を掴むと、一気に押し込んだ。
「ンンッ」「っく、」
口元に向かった腕を、両膝を下から押し上げた手で掴む。
「あっあ、やぁ!」
脚だけで体を立たせ、両腕を掴んで最奥まで押し込んだソレで激しく突き上げる。
「や、あっぁっ、は、げしすぎ!るのっやっ!」
白い首を反らせて泣きじゃくる。叩きつけるように出し入れする度に、きゅうきゅうと締め上げられた。
「ん、嫌か」
ピタリと動きを止めると、あ、え、と涙目を向けてくる。
「こうなら、いいか?」
脚を下ろし、薄い腹の臍の下あたりを手で軽く押して、上から突き立てるように動くと、出し入れする間から愛液が溢れ出た。
「どっちが、いい?」
「いやっ、あっあっん、どっち、もっ、アっ」
「どっちも、か」
また、分泌量が増す。
片脚を肩にかけ、もう一方の柔らかい腿を脇に抱えるようにして密着し、軽く息を吐いた。
「好きにイッていいからな」
こっちも好き勝手動く、と内膝にキスをした。