• テキストサイズ

炎環に舞う【煉󠄁獄さん/救済】

第4章 告げる





杏「そうか?少し伸びたように思えるぞ。」

「ほんと!?」




つむぎがパッと輝く顔を上げた瞬間、つむぎの頭後ろで何かが揺れた。




杏「……………………………。」




杏寿郎は表情を消すとつむぎの肩を掴んで後ろを向かせた。




「杏寿郎くん…?」




視線の先ではつむぎの髪を結う若草色のリボンが揺れていた。


つむぎは隊士からの女扱いを嫌っている。

任務中に装飾品を身に付けるなど不自然だ。


杏寿郎は嫌な予感に眉を寄せた。




杏「つむぎ、これはどうした。」

「え、」
杏「君らしくない。自分で買ったのか。」




厳しい声色につむぎは少し動揺した。





/ 303ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp