• テキストサイズ

炎環に舞う【煉󠄁獄さん/救済】

第3章 守る決意





相「雷の呼吸、壱ノ型——霹靂一閃!!!」


———ガギッ…ン



相「嘘だろ、おいおい…。」




足と同様、巨漢の鬼の首は固く、相模の刃は全く通らなかった。

相模は眉を顰めながら着地し、鬼から距離を取るとつむぎに視線を寄越す。




相「五十嵐!すまない、また隙を作ってくれ!次は活かす!!」


「は、はいっ!!」




——————




杏(…気配が近い。)

杏「戦闘音はしますか!」




走っていた杏寿郎はそう問うと振り返った。

しかし置いていかれた長谷川はそこに居なかった。




杏「むぅ。」




杏寿郎はそう言うと気配を頼りに進んだ。


すると一陣の風が頬を撫でる。




———『笑わない?……風車の呼吸。』




杏「………………。」




つむぎがそちらにいる気がした杏寿郎はその風を頼りに走った。


そして、とうとう苦戦する四人がいる場所へ着いたのだった。




/ 303ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp