第3章 守る決意
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長「煉󠄁獄、運が悪かったな。気を引き締めて…って聞こえないのか。」
杏「……………………。」
綾「これ…、皆が来るまで俺達で抑えられるか…?」
八「蓬!相模さんを連れて来てくれッ!!」
相模とつむぎが爪の鬼を討ち取る少し前、他の二組の前にも鬼が出現していた。
長谷川と杏寿郎の前には子供の姿の鬼、そして八重草と綾瀬川の前には巨漢の男の姿の鬼が立ちはだかっている。
長「連携が取れないのは不安だが、」
八「兎にも角にも、」
そう言いながら長谷川と八重草がダッと駆け出す。
長「先輩としてしっかりしなくちゃな!!」
八「やるしかねぇだろ!!」
二人の一撃と共に、二組の戦いが始まった。
———が、苦戦したのは一組だけであった。