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炎環に舞う【煉󠄁獄さん/救済】
第2章 煉󠄁獄家
槇「……好きにしろ。」
つむぎはそれを聞くと杏寿郎に『許してくれたよ。』と書いた紙を見せた。
それを読んだ杏寿郎はつむぎに優しく微笑んだ。
杏「ありがとうございます!では失礼します!」
「失礼します…。」
(任務や耳について訊きもしないなんて…。)
家族と仲の良いつむぎは呆然としながら頭を下げ、廊下へ出た。
杏「父上と何を話していたか訊いても良いだろうか。」
これからつむぎのものとなる部屋に入ると、杏寿郎は振り返ってそう問うた。
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