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炎環に舞う【煉󠄁獄さん/救済】

第8章 (※)二人切り—その弐





杏「君は……俺だけでは足りないと、窮屈だと言っているのか。」

「え…ち、ちがう、そういう意味じゃ」
杏「つむぎ、」




杏寿郎がつむぎの肩を掴む。




「や、やめ」




つむぎは思わず杏寿郎を振り払って逃げようとしてしまった。


しかし、杏寿郎の手は外れない。




「…あ…………、」




つむぎは強く身じろぎをした後、自身の誤りに気が付いて冷や汗をかいた。


杏寿郎はつむぎが『別れて。』と言った後と同じ顔をしていたのだ。





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