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炎環に舞う【煉󠄁獄さん/救済】

第7章 二人切り





「……杏寿郎くん、ずっと優しい…ね?」




杏寿郎の意地悪な面について気になっているつむぎはとりあえずそう言ってみた。

すると杏寿郎はこちらを見てにっこりと笑う。




杏「ありがとう!!」



「…………………………うん。」




つむぎはいつもの明るい調子に少し困ったように頷いた。




(とりあえず怒らせなければ大丈夫そう…。今はけがの回復のことだけ考えよう。)




そう判断すると、つむぎは二面性について考えるのをやめたのだった。



そんなつむぎを杏寿郎が盗み見る。

その瞳は穏やかとは言えなかった。




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