• テキストサイズ

炎環に舞う【煉󠄁獄さん/救済】

第6章 ※やり直し





杏「まだ少しも何も、一緒に暮らす気は無いのか。そういえば返事を貰っていなかったな。」

「あ、」




つむぎは再びハッとすると、これからの生活について想像してみた。

杏寿郎が静かに見つめる先でつむぎの眉が寄っていく。




杏「何を」
「甘露寺さんも…一緒……?」




その問いに杏寿郎は少し呆れたように微笑んだ。




杏「勿論違う。それに甘露寺は俺の弟子ではなくなった。独自の呼吸を編み出したらしくてな、君が蝶屋敷へ来た時もその事について話していた。」


「そう…なんだ……。」




つむぎはそう呟くと肩の力を抜いて微笑んだ。




「一緒に住みたい。…杏寿郎くんとたくさん一緒にいたい。」




その答えに杏寿郎は眉尻を下げて嬉しそうに笑った。





/ 303ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp