• テキストサイズ

炎環に舞う【煉󠄁獄さん/救済】

第6章 ※やり直し





杏「そうしたら、何だ。」




杏寿郎はそう問いながら首を横に振るつむぎを見下ろし、腰を進めていった。

つむぎがまだ慣れぬ快感に身を震わせる。




杏「君の裏表も大概だぞ。先程まで生娘であったと言うのに、もう味をしめて吸い付いてくる。呆れるほど厭らしい子だな。」
「そういうところだってば!!」




つむぎは赤い顔で杏寿郎を睨んだ。




「それに二回目をするなんて許してないし、中に出したのだってまだ許してない!嫉妬する必要ないよって口で言えば済む話だったのに!」




怒りが再燃するとつむぎは強気にそう言い切った。

すると杏寿郎は意外にもその様子を微笑ましそうに見つめる。




「な、なに」
杏「君は仔犬みたいだな。よく吠える割にすぐ尾っぽを下げて惨めに鳴き出してしまう。良いぞ、待ってやろう。今のうちに吠えれば吠えるだけ後が愛らしいのでな。」




それを聞いたつむぎの眉尻が下がる。




(そういうところが歪んでるんだってば…。)






/ 303ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp