第6章 ※やり直し
「やッゔぅッッ」
つむぎは甘い唸り声を上げ、胸とは比べ物にならないほど良い反応を見せた。
とは言え、とんでもない所に顔を埋められているのだ。
当然、恥は残っている。
つむぎは強すぎる快感に呑まれないように杏寿郎の頭を押した。
杏(この突起は厭らしいな。まるで魔羅のような位置に付いている。こんな物がつむぎにも生えているとは。それに…、)
杏寿郎は自身の頭を微かに押しているつむぎの手を握った。
杏(つむぎの善がりようが尋常ではない。これの味を忘れられなくすれば、今後つむぎからも求めてくれるかもしれないな。)
そう思うと杏寿郎は丁寧にしつこく蕾をしごいていったのだった。
そうしてつむぎが何度も果て、意識を飛ばしそうになった時、杏寿郎はようやく顔を上げた。
そして目の前の光景に満足そうに微笑む。
杏「ああ、愛らしいな。随分とだらしない顔をしているぞ。」
「……やさしくするって…いったのに…。」
疲弊したつむぎがそう言うと、杏寿郎は動じずに笑顔を浮かべた。
杏「嘘吐き相手ならば約束を守る必要もないだろう!!」
「……………………………………。」
つむぎはムッとした顔をするともぞもぞと動いてうつ伏せになってしまった。