第4章 暗転
あー……やってしまった……適当に流して適当に相手しようと思ってたのに……あの子たちに感化し過ぎた?……違うな……きっと…私は出来ることをしたいんだ……立場上出来ないのと、すると皆んなに迷惑がかかるから……。
「……はぁ……」
「ククッ!学長の説教、相変わらずでしょ?」
「……長い……ねちっこい……筋肉アピール……なぁーんも変わってない……その説教に悟が絡んでんのも!!」
「あははははっ!でも、、楽しかったんでしょ?」
「ッ……さぁね?」
あの頃と変わらない……変わったのは私だけなのかもしれない……本気でこの先の事を考えないと……このままで居ても、私は何も護れない気がする……悟も、傑も……。
「……ッ!?」
「まぁーた、考え込んでるでしょ!はさ、素直で分かりやすいんだよね?体術の相手もアイツらの成長が楽しくて新鮮なんでしょ?」
「……悟、近い……目が醒めてから隠れて過ごしてた頃は毎日が同じ事の繰り返しで刺激がなかったから、今は少しだけ楽しいかな……本当は、私が変わらなきゃいけないんだろうね……」
「んー、無理して変わらなくて良いよ?僕はどんなでも好きだから!でも、少し変わって欲しいと言ったら……それは僕たちの関係かなぁー?」
「……?」
「、好きだよ!今までも、これからも!!だから、僕と付き合ってください!もちろん、付き合えば別れる気は全く無いから、結婚を前提に!!」
「………」
「添い寝は許してくれたけど、僕的にはチューも一杯したいし、一杯抱き締めたいし、もちろん、エッチな事もしたい!!僕、依存症だから!」
「……さ……とる……」
「、ずーっと、僕と一緒にいて欲しい……この涙は、嬉し涙って受け止めて良いかな……?」
「……ッ……ん……」
悟の突然の告白にただ驚いて、悟の真っ直ぐな言葉に涙が溢れて来て、気付いたら抱き締められてた……溢れ出る涙を優しく拭ってくれる手に手を重ねて小さく頷くと、優しく唇を塞がれた……唇が解放されたら私も伝えよう……悟が好きって……。