第3章 選択
あー、クソみたいな任務完了〜!さっさと帰っての可愛い寝顔でも見て癒されるかなぁー?って、そろそろ起きて欲しいんだけどね……可愛い声でそろそろ僕に話しかけてよ……僕はすぐに車に乗り込み、伊地知に猛スピードで高専まで送らせた。
「たっだいまー!!硝子、可愛い、僕のは……って、何があった?」
「が起きて数分後、上層部から呼び出しと言う名で拘束された……20分前だ……五条、分かってると思うが・・・」
「ああ、腐ったジジイどもの息の根、止める」
「だ、だから、それをッ!」
「ご、五条さん!!再び特級案件が……ヒィっ!!?」
「大丈夫、それ、僕じゃなくて大丈夫だから…本当だったら秒で祓いに行けばいいだけ……伊地知、詳細だけ調べとけ、誰からの情報かもな」
失敗した……やっぱり、僕の家に居て貰えば良かった……使用人に監視させても良かったけど、万が一もある……硝子がいればなんとかなると思ったのにね……ここ数日の特級案件も蓋を開けたら低級だしね、何かおかしいと思ってたけど……俺からを遠ざけるのが目的だったわけね……クソどもが……。
数年ぶりに入る部屋……悟は事あるごとに呼ばれるのか……流石は五条家当主及び高専関係者……私ならお断りだね………浮かび上がったお爺ちゃんたちの半面を軽く睨みつけながら視線を下ろした…。
「秘匿死刑囚、 ……ここに呼ばれた理由は分かっとるな?」
「……さぁ?ここに呼ばれたという事は、五条悟が私を呪詛師と判断した結果……そうであれば、私はこのまま、少し無茶をしてでも皆様の前から逃げないと行けませんね?」
『やはり……コヤツは呪詛師と手を……』
「まて、五条悟はまだ何も答えを出しておらん……が、ワシらの眼から見てお前は危険だ……ここで答えを貰おう……」
「…………私は呪術界に関わる気はありません……それだけです…」
さぁ、これでどう動く?お爺ちゃん達……胡散晴らしにでも挑発するのも面白い……悟には迷惑かけるけど……強制的に処刑されるなら、私は生きる道を選ぶよ……最終的に、アナタに殺されることになっても……。