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先輩。【呪術廻戦】

第2章 親睦会



「よしゃ90点!!見たか!」

マイクを片手にガッツポーズする雪に3人はまばらな拍手を送る

「先輩上手ー。平均点88点だけどこの曲」
「ふつーに上手くてイラつく」
「見た目で人を判断しちゃいけないってこういうことだよね」

「君たちなんか嫌味付け足さないと私と話せない病気なの?」

先輩泣いちゃうよ?と胡散臭い演技をする雪に五条は渋い顔をして手を先輩に差し出す

「なに。握手?」
「ふっざけんなマイク渡せ。」
「あぁ」

納得して素直にマイクを渡す雪
マイクを受け取った五条は音楽に合わせて歌い始めた

それがまぁ上手い
音程を外すことなく綺麗に歌い上げる

画面に表示された99点の文字を見て雪は死んだ顔をした
「何なのこいつ。性格以外なんでもハイスペックじゃないとだめなの?」
「負け惜しみかぁ?せんぱぁい」
ドヤ顔をする五条に舌打ちをして雪は立ち上がった
「貸してみろ!次は100とる」
「順番まもろね、雪先輩」

叫ぶ雪を冷静に諭す家入
なんやかんや楽しいもんだと夏油は口元に笑みを浮かべていた




「あ、私ドリンク持ってくる」
自分のグラスが空になったのを見て雪は部屋を出てドリンクバーまで歩いていった
グラスを起きジュースを注いでいると

「おねえさん。綺麗だね」
雪に男2人組が近寄ってきた

(カラオケでナンパするやつ初めて見たわ)

雪は少し笑いそうになるのを堪えながらその2人を見る

「ほんと?ありがと」
「ねぇ、良かったら俺たちの部屋来ない?」
「遠慮しとくね。友達もいるし」
若干の棒読みになりながらも丁寧に断る雪に男二人は食い下がった

「いや、少しだけでも。お姉さんの歌聞いてみたいな…」
「おい。」

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