第2章 親睦会
「たった1人の先輩からのお誘いだよ?乗らなきゃ損だって。」
そういう雪に夏油は微笑みを張りつけたまま五条を見る
「だってよ悟。行ったらどうだい」
「は?いや無理無理」
2人の行きたくないオーラが凄い
ただそれは雪にとって想定内だった
ただ雪には取っておきの秘策があるのだ
「五条後輩。カラオケって行ったことある?」
その雪の一言に五条はぴくりと反応する
「カラオケ…?」
「名前ぐらいは聞いたことあるでしょ?みんなで歌ってちょーー楽しい所。行きたくない?」
「…行きてぇ」
「ちょっと、悟?」
「はは、ウケる」
その五条の言葉に夏油は少し青ざめた顔をするそれと対象的に雪はしてやったり顔をした。
「硝子ちゃんもくるよね?」
「まー楽しそうですし、行きますよ」
「よしゃきた。夏油後輩は?」
「…はぁ。これで僕だけ行かないってことも出来ませんよね」
「分かってんじゃん。じゃ、行こっか。今日!」
「「今日!?」」