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先輩。【呪術廻戦】

第5章 お酒




「甘えた期かも…夏油変わって」

「嫌ですよ」

即答される。冗談なのにすごく嫌な顔をされた
この場から1mmも動く気のない五条に雪は困ったような声を上げる

「私この後任務なのに…」

「またですか?最近多いですね」

雪は最近よく任務に出かけている
それが向こうからではなく雪の自主制らしい。
昼休みにはいつもくるもののその時間の前やら後やらに雪が任務に出かけているのを3人はよく見ていた

だからこそ昨日は珍しくなにも取らない日だったのだ

「んー、体動かしてないと変なこと考えちゃうから」
「変なこと?」

その言葉に五条がぴくりと反応する

そしてゆっくり顔をあげた

「姉妹交流会?」
「そ」

2人だけが知ってそうなその話の内容に他のふたりは頭にはてなを浮かべる

「姉妹交流会って、来月のですか?」

「うん。本当は2年と3年が出るんだけど、そうすると私だけになっちゃうからね」

「それが変なこと?」

上手く話が見えなくてさらに2人は首を傾げる

「負けたくない人がいるんだとよ」

「そーそー。大っ嫌いな人ー。どさくさに紛れて殺せないかな」

真顔で物騒なことを言う雪に3人は少し引いた顔をする
それを見て雪苦笑しながら「さすがに冗談」と言った

「なんか意外。先輩そういう人いなそうなのに」

「どんな人なんですか?」

初めて聞く先輩の周りの人の話に夏油と家入は興味を示す
五条もそれが「兄」ということしか知らないのでこの機会に聞きたいと思っていた

「えー、私だけこういうこと話すの?やだ」

でもその3人の興味を雪は受け入れなかった
嫌そうな顔をして首を振る
しかし、少し残念そうな顔をする3人に罪悪感が湧いたのか、悩んでからある提案をした

「じゃあ今日は夜更かししない?私の部屋で」




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