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先輩。【呪術廻戦】

第4章 きもち



「で、手紙をいつも渡してくんの?」
「そう。でもしばらく見てからって感じかな。今日はあんたもいるし…どうでてくるか。」

雪は少し緊張したように言う
しかしすぐに開き直ったように、五条の腕を両腕で掴んで体を引き寄せた


「おい」

「まぁ、考えてもしょーがないよね。今は全力でカップルやってればいいんよ。さ、行こ!」

少し赤面する五条に雪は楽しそうに言った

五条もしょうがないかと言うふうに掴まれてない方の手で雪の頭を撫でる

後ろから見ればただのイチャイチャカップルだ


そのまままたたわいのない話を続けて2人で歩いた




「おねーさん、ホットドック2つ!」
公園につき、2人は売店を回った
雪はホットドックを手に取り、ベンチの席取りをし、待っている五条の元に駆け寄る

「はいどーぞ」
「…こういうのって彼氏の俺が奢るんじゃないの?」

「そういうのいいって。これも私のわがままなんだし。」

ちょっと不服そうにホットドックを受け取る五条に笑う
呪術師は給料がいい。別に雪も金に困ってはいないのだ

「あっち」
「なんでこんなあっつい日なのにホットドックなんだよ…」

ギラギラ光る太陽の下でホックホクのホットドックを食べる2人
ホットドックから出る湯気がさらに2人を苦しめる

確かに失敗したなぁと内心苦笑いしながらも素直に非は認めたくなかった雪

「でもその状況下の中ホットドックが売ってるってことは、何か意図があるのでは…?」
「ねぇだろ」

意味深そうに呟くもばっさり切り捨てられた

「先輩たてるとか概念ないわけ?」
「いまは先輩じゃねーだろ?」

そうニヤケ面でいいながら五条は雪のホットドックを持っている手を引いて食べかけホットドックを食べる
全く同じ味なのに

「え、え、意味無」
「うっせ。」

その行為の意図が分からなすぎて困惑する雪
パンケーキのちょっとした仕返しのつもりだった五条

だが照れが困惑を上回ってそれは上手くいかなかったようだ



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