第2章 性癖ヤバめな変態に狙われました
ちゅく…………。
音が、する。
舌が。
生暖かい、生き物が。
蕾を暴き、捕える。
剥き出しに晒されて、また、舌がねっとりと、這う。
「…………っ、ぅ、」
「暴れない。狭いんだから、落ちるよ?」
わざとらしく息を吹きかけて。
ちゅくちゅくと掻き回され熱を持った蕾を、冷気が襲う。
「や…………っ」
そしてまた。
熱い舌が、ねっとりと膨れ上がった蕾を、犯す。
「っ、ぁ、だ………っ、め、ぇ!!やめ………っ」
太腿ががっしりと押さえつけられて。
身動き出来ない。
「やえ…………っ、は、げし!!」
ビクンビクンと身体が震えても。
舌の動きは激しさを増すばかりで。
狭くて身動き出来ない中、なんとか両手で桜咲の頭を引き剥がそうと、もがく、けど。
「それ…………っ、や、っぁあ!!」
明るくて。
こんな。
煌々とライトが照らす明るい場所で。
恥ずかしいのに。
嫌で嫌で仕方ないのに。
もうわけわかんなくて。
目眩、するのに。
「おうさ……っ、きぃ………っ」
吐く吐息が甘くなる。
呼ぶ声が、艶を増す。
「きも、ち…………っ」
気持ちよさが。
止まらない。