第7章 町娘×画家
「いきなり、ごめんね。シェリー」
エダーラインに顔を拭いてもらい、シェリーは気持ちを落ち着かせるため、紅茶をいただいていた。
エダーラインは腰に布を一枚巻いただけで、服を着る気配がない。
いつもはシェリーだけ裸になっていたから不思議な気分だ。
「そうそう。また絵が完成したんだ」
そう言って彼が取り出した一枚の絵。
そこには足を開く少女の絵が大きく描かれていた。
シェリーだとわからないように描かれているとはいえ、その美しい絵にシェリーはごくりと唾を飲む。
それはあの日、初めて秘部を舐められた時のものだったのだ。
「見て、この乳首。ピンとしてて、硬くなっているのがよくわかるだろう」
「そ、そうね…」
「それで、こっちが君のおまんこだ。綺麗に描けているだろ。これを見た人はこの男と同様に舐めたくなって勃たせるに違いない」
「え、えぇ。わ、私もそう思うわ…」
秘部を舐める男。それはもちろんエダーラインとわからないように描かれているが、見ているだけで恥ずかしくなる。
男の舌は蜜壷から溢れる蜜をすくい、真っ赤な蕾を舌先でグリグリと舐め回しているようだ。
絵の具ではなく、本当にキャンバスに蜜を垂らしたのではないかと思うほどリアルだった。
絵の少女は自分を舐める男を見下ろし、涙を流しつつも恍惚な笑みを浮かべている。
恥ずかしいのに嬉しくてしょうがないという表情だ。
私も…あの時そんな表情をしていたのかしら。
ドキドキがうるさい。
「喜んで貰えたようで良かった。ちなみに、あと二枚あるんだ」
「み、見せて…」
シェリーの食いつきに満足そうなエダーラインは、二枚のキャンバスを取り出す。