第7章 町娘×画家
「そうだ。この間、M字で描いたやつ、覚えてる?」
お茶を飲みながらエダーラインが嬉しそうに笑う。
シェリーは頷いていた。忘れるはずかない。あのポーズも恥ずかしかったのだから。
「それが出来上がったんだ。シェリーに見て欲しいな」
そう言ってエダーラインが取り出したのは一枚のキャンバス。
それを見て、シェリーは大きく目を見開く。
知らない部屋にあるソファ。
そこに座っている知らない少女。
だが、その身体は紛れもなくシェリーの身体だ。惜しげも無く足を開いている。
繊細で美しいタッチに、シェリーは釘付けだった。
しかし、ふと違和感を覚える。
「エダン、あの、絵のことに口出すつもりはないのだけれど。この少女はおもらしをしているのかしら?」
よく見ると、少女の秘部が反射するように輝き、白い水のようなものがソファに染みを作っていた。
「あぁ、これはおもらしじゃないよ。愛液が溢れた少女なんだ」
「えっ、あ、愛液?」
戸惑ってエダーラインを見上げると、彼は優しく微笑む。
「そう。シェリーはいつも俺に見られて濡らしていただろ? それが良くわかるように描いたんだ」
ドクンと心臓が跳ねる。
エダーラインの笑顔は変わらないが、シェリーはいけないことをしてしまったかのような気分になる。
「安心して、シェリー。濡れるのは悪いことじゃない。何より俺に見られて興奮したんだろ? とっても嬉しいよ」
今だってそう――
そう言ってエダーラインの手がシェリーのおしりを撫でる。
「…エダン…?」
「今も濡れているんだろう?」
エダーラインの指が秘部の割れ目をなぞり
くちゅっと音を立てていた――