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萌えシチュに今日もトロける【R18】

第6章 侍女×宰相




待ってて欲しい…?

シェリーはぽかんとしてしまう。


「まさか、貴女は最後まで私の話を聞いていなかったのですか!?」
「えっ、う、嘘っ」
「今来ている縁談を全て断って精算したら、ちゃんと貴女にプロポーズするとお伝えしました」
「……プロポーズ?」


知らない、覚えていない。

それどころか、あの日はどうやって帰ったかすら記憶にないのだから。


「す、すみません…。あの時ショックすぎて…耳に届いていませんでした…」
「な、なんと。…それで?その翌日から他の男と浮気ですか」
「浮気なんてしていません!」


なんでそんなに話が飛躍するのかわからなかった。

それなのに、ジーンは悲しそうにシェリーを見つめる。


「あの日の次の日はお休みでしたね。そしてその次の日には、貴女の石鹸の香りがいつもと違いました。それに、貴女のナカが開発された形跡がありました」
「なっ…!」


それは誤解です!と言いたかったが、あながち誤解ではない。

ベタベタのローションを落とすため、専用の石鹸を使った。
それに、例のオモチャをしっかり堪能してしまったのだ。

まさかジーンがそんなことに気づいているとは夢にも思わなかった。


「黙るということは…やはり…」
「ち、違います!」
「じゃぁ何だと言うのです」


再び訪れる沈黙。

これはもう…白状するしかない…?


「シェリー…私のことは遊びだったのですか…」
「違います! い、言います! オモチャです! ジーン様がシてくれないから、オモチャで、その…中を…してました!!」


かぁぁっと顔が赤くなる。

もしかしたら軽蔑されるかもしれない。
それでも浮気を疑われる方がもっといやだった。


「オモチャ…?」
「は、はい…」
「それは今どこに?」
「わ、私の部屋です」
「そうですか。なら確認が必要ですね。行きましょう」


驚くシェリーをよそに、ジーンはシェリーの手を引くと女子寮へと向かい始める。


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