第6章 侍女×宰相
「何それ! 最低っ!!」
泣きながらフレイアに事情を話すと激怒して机をバンバン叩く。そしてどこからかお酒を持ってきて急な飲み会が始まった。
「ジーン様見損なったわー!」
「まじでありえんー!」
「このまま責任取れー!」
「ふ、フレイア…落ち着いて」
余りの酒乱っぷりに、シェリーが受けていたショックはどこかへと飛んでいってしまった。
「落ち着いてられるかぁ!」
「いいの、フレイア。それがジーン様のお考えなんだもの。私は納得したから」
「シェリー…なんて良い子なのぉぉ!! そうね! そうよね! なら明日良いお店に連れて行ってあげる! 素敵なグッズを買いましょうね!」
「グッズ…?」
明日のお休みは、フレイアと出かけることが決定していた。
そして翌日、シェリーはアクセサリーショップの前に立っていた。
「フレイアの言うグッズって、まさかネックレスとか?」
「違うわよ、付いてきて」
フレイアと一緒に店に入ると、すぐさまカウンターに店員を呼び出す。
そしてフレイアが何かを呟くと
「奥へどうぞ」
と、何故か怪しい扉の先を案内される。
不安があったものの、フレイアは慣れた様子だ。
恐る恐る付いていくと、その先に広がる光景に目を疑った。
「じゃーん! ここは知る人ぞ知る、オナニーショップよ!」
「な、なっ…!?」
目の前の棚には男根の形をした模型が並んでいる。色や血管のうき具合、太さや硬さの種類が豊富だという。
「こっちはクリ専用ね。でも今のシェリーはナカを刺激したいのよね」
当たり前のように商品を選んでいくフレイアに驚いてしまう。
「さぁさぁ! 選びなさい! どのペニスがいいの!?」